今年、米作りをしました。
日置事務所の目の前の田んぼが今年からもう作らないと言われ
せっかくの景色が台無しになると思い始めました。
ちょっと体験話を
知り合いやご近所家族さんと田植えまでは良かったのですが
稲って植えただけではだめで、畦の草刈りこまめにしないと動物除けの電柵が反応しすぎて電池がすぐ切れるし
猪に入られて稲をなぎ倒されたり、
出来るだけ農薬を使わずと思ったら稗が生えてくるし
それでも稲は生長します。
ようやくの稲刈り、
周りから無謀だ!と言われたけど手狩りで
知り合いや小松原のご近所さんたちに手伝ってもらい、それでも刈り取れない1.7反。
4日目に近所の方が見かねて機械で刈り取ってくれました。
ほんとにあの時は神様がいらしたと思いました。
このおじさまのお顔がほんとに仏様みたいで
私、あの時涙が出てたと思う。
天日干しのお米はおいしいということで、
稲を刈ってわらで括って竿を作って干して
そして雨が続いて…
もういい加減脱穀しないと芽が生えてくると思い
脱穀も昔ながら風に脱穀機でと思ってたけど
1週間かかるよ!と言われ
これまた近所の方のご好意で機械で半日で脱穀。
そんなこんなの想像以上に大変な米作りでしたけど
精米して食したら、こんなに美味しいお米食べたことなかったというくらいの感動。
収穫の慶びとはこの事。
天日干しで山の近くのお米は日陰の関係で美味しいということは周りから聞いていたけど
ほんと美味しいです。
この地区は小さな集落で、数十年前に開拓してできた比較的新しい集落です。
ですが今は使われていない畑や田んぼがあります。
今年の米騒動と野菜の高騰などを思ったら、この使われていない田畑を有効利用出来たらいいのにと思いました。
しかし今回の米作りでこんなに農業というのは労力が必要だと実感したところなので
このような地区がどんどん衰退していくのは今の状況だと仕方がないこと
なんとかできたらいいのですが…
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